お伊勢参りツアーガイド【写真で見る旅日記】
2012年11月12日(月)
名張市での【初瀬街道 地域防災サミット】コンサートの翌日、
伊勢の神宮にお参りに行って来ました。
今回も写真盛りだくさんでお送りします、ケチャマヨ的ツアーガイド。
【お伊勢参りの巻】 どうぞごゆっくりご覧ください。
※ 歴史には詳しくないため、いろいろ調べながら書きましたが、
間違いがあるかもしれません。もしあったらごめんなさい。
★ 写真はクリックするととても大きく見ることができます。
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この日は朝から晴れです!
前日のコンサートの天気が申し訳ないくらいに。。。
伊勢市に泊まったので、朝一番に出発!
徒歩で伊勢神宮の「外宮」(げくう)に向かいます。
Welcome to OISE-SAN
駅前から、ちゃんと参道を通ってね。
身を清める意味で、朝食は食べていません。
(まあ、前日食べ過ぎただけですけど・・・)
外宮前の観光案内所でパンフレットを見せて、
「参宮の木札」を頂きます。ひのきのいい香りです。
江戸時代・・・
丸めた「ゴザ」を背負って「ひしゃく」を差しているのが
お伊勢参りの旅人の目印になっていたそうで、
その旅人に、伊勢の地元の人々がおもてなしを行ったそうな。
(参宮の木札はその目印の代わりだそうです)
そのおもてなしのお陰で無事にお参りを果たせたことから
感謝の念を込めて【おかげ参り】とも呼ばれたそうです。
ケチャマヨも、今回ばかりは「お願い」ではなく、
ここまで来れたという「感謝の気持ち」を伝えます。
ケチャマヨがこうやって活動を続けていられるのも
呼んでくださって、聴いてくださって、
色々支えてくださる方々のおかげなのですから。
外宮に足を踏み入れます。
◆ 伊勢神宮 豊受大神宮(外宮)
入ったその瞬間、今までの並の神社とは違うと分かりました。
風にも木にも、そのあたり一帯に神様がいるように感じました。
言葉ではうまく言えないのでこれはぜひ体験して欲しい!
お参りしている人々も心なしか背筋が伸びていて、
でも緊張しているのではなくてリラックスした感じで、
とっても満たされたおだやかな表情でした。
※以下、ちょっと専門用語が多いので、
伊勢神宮公式ホームページより引用させていただきます。
http://www.isejingu.or.jp/
鳥居をいくつかくぐって、御正宮(ごしょうぐう)に到着。
この外宮、正式には豊受大神宮(とようけだいじんぐう)といいまして、
豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祭りしているところです。
豊受大御神は御饌都神(みけつかみ)とも呼ばれ、
神様にお供えする食物を“清める”役目があるそうです。
なのであくまで内宮が神宮の中心、
外宮からお参りするのはそういった理由がありました。
外宮は内宮が出来てから481年後に出来たとはいえ、
それでも今から1500年も前のこと、歴史を感じることが出来ました。
長く続く歴史、といっても決してほったらかしではなく
【式年遷宮】といって20年に一度作り変えを行うそうです。
しかも内宮・外宮両方の正宮、14もの別宮の他、
鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎、
装束・神宝、宇治橋などなど・・・全部造り替えられるそうな!
(次の遷宮は来年の平成25年!今年が一番「古い」見栄えなのでした)
そのままで永遠に続く「モノ」などなく、
形あるものはやがて失われ、それでも人の手によって再生されることで
その「技術と意思」が永遠に受け継がれていく・・・
おい日本人、そんな魂(ソウル)を忘れちゃいねぇか?
そう言われているようでした。
帰りにはお馬さんにも会えました。
・ ・ ・ ・ ・
本当に、ずっと長い間大事にされている神宮だと感じました。
さてさて、外宮を一周したらお腹が空きました。
サヤカのガイドによると、お店は内宮周辺のほうが多いので
内宮周辺でお昼を食べよう!ということになりました。
でも、ちょっと小腹がすいたよね。(*^_^*)
外宮の正面にあの有名な「赤福」のお店がありました。
◆ 赤福 外宮前特設店
http://www.akafuku.co.jp/tenpo_syousai/?SHOP_ID=275
赤福餅と赤福ぜんざいを頂き、ちょっと休憩です。
それにしてもいい天気です。
店内に子供向けの日本神話(古事記)の本がありました。
その絵がかわいいの!
http://www.morinokodomotachi.ne.jp/last.html
なんかスサノオがチェブラーシカみたいで♥
ちょっと日本神話についてお勉強タイムです。
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さあ!次は内宮こと皇大神宮(こうたいじんぐう)に向かいます。
バスで20分くらいかな?五十鈴川駅、猿田彦神社を過ぎて到着。
◆ 伊勢神宮 皇大神宮(内宮)
外宮よりも参拝客が多いです!「おはらい町」の通りにはお店がずらり。
ケチャマヨの二人も観光気分でぶらぶらと。
でもそこはするどいサヤカのグルメガイドさん。
「12時超えるとお昼は混むよ?」
そうだそうだ、12時になる前にお昼ごはんを頂きましょう!
今回入ったのはこのお店。いい佇まいです。
◆ すし久
http://www.iseokagenosato.jp/okageyokocho/shop/shop_3/
お客さんはすでに多かったのですが、
店内が広くてすぐに案内されました。2階へ。
メニューはどれも魅力的で、でもお腹とお財布の具合と相談して
ふたりとも【てこね寿司(梅)】に決定!
おいしい!
マグロの漬け具合も、ごはんの酢加減も、ボリュームも、
すべてが程よく収まっています。歴史を感じるまとまり具合です。
お店の雰囲気もとても落ち着いていて、ついつい長居してしまいます。
「お茶おかわり~」
・・・ってずっと居るわけにはいきませんので、
お店をあとにして、今日の目的地、
伊勢神宮・内宮(ないくう)に向かいます。
大勢の参拝客(観光客?)で賑わっていました。
本当にいい天気になって、ケチャマヨは太陽の神様に愛されてるなぁと思いました。
五十鈴川。昔は御手洗場で身を清めてから参拝したそうです。
サヤカ:「あ、サカナだ!」
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正宮、めざして奥へと進みます。
第二鳥居を過ぎて、神楽殿へ。
式年遷宮の準備工事中の場所もありました。
そして正宮へ到着。
正宮では通常、神様がいらっしゃる奥は、
「純白の絹の御幌(みとばり)」が掛かっていて
正面から直接は見ることができません。
そのままそこから手をあわせてお祈りを捧げます。
ところがそこで、奇跡的なことが起こりました!
奥から風が吹き、御幌がふわりと舞い上がったのです!!
正面からその奥を拝むことができ、
直接お祈りすることができました!!!
パンフレットに書いてありましたが、
もし御幌が風で舞い上がって奥が拝める瞬間に立ち会えたなら
それは幸運の極みだと。
そして地元伊勢のお年寄りはこう言って眼を細めるそうです
『 神 様 が 歓 迎 し て く れ と る 』
と。
実は、外宮でも風が吹いて奥を拝むことができたのです。
外宮・内宮の両方で歓迎してくださるとは、ありがたいことです。
天気もよく、背中を陽光に暖められながら、
ケチャマヨも目を細めて風の向こうの神様を見つめました。
やがて目を閉じて、 お祈りを捧げます。
「雨の日も風の日も、変わらずいつも見守っていてくださってありがとうございます。」
「こうやって歌うことで、この地に呼んでいただけました。ありがとうございます。」
お願いではなく、感謝の気持を伝えることができました。
願いがあるとすれば、また30年後くらいに再訪したいということです。
ありがとうございました。
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さて、先ほどお昼を頂いた「おはらい町」、
そして「おかげ横丁」も気になります。
さらに賑わうおはらい町。
うのはなドーナツに黒糖みたらしだんご、色々食べたり
甘酒を飲んだり、楽し~い♪
古い町並みを歩きます。
ちょっと戻って分かれ道、「おかげ横丁」に入ります!
賑やかで、昔の縁日みたい! でも風情もあって、良い感じです。
これは、もっとみんな来たほうがいいですよ~!
京都、鎌倉に匹敵するくらいに古き良き日本を体験できます。
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歩き疲れたのでちょっと一休み。
ちょっと戻って五十鈴川沿いの「五十鈴川カフェ」に入ります。
ゆっくりしたら、もうそろそろ帰る時間ですね。
猿田彦神社とか、もっといっぱいお参りしたいところもあったのですが、
一日では周りきれませんでした。
また、来ます!
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バスに乗って伊勢市駅へ戻ります。
色々食べたのでおなかペコペコではないのですが、
せっかくなので伊勢の名物を食べておきたいやん?
ギリギリまで食べたい!(いや、時間的にですよ。)
◆ 名代 伊勢うどん 山口屋
http://www.iseudon.jp/
雑誌やテレビなどでも度々紹介されているようです。
伊勢うどんって食べたことないので
「もちもちふわふわの麺」ってどんなんやろ?楽しみです。
肉いせうどんにしました。じゃーん!これです。
麺は聞いてた通り、ふわふわです!ふわふわなのです!
そして汁ではなくタレというか、濃い目のお醤油がインパクト大!
麺の食感、濃口しょうゆの味ともに、好みが分かれるところですが
冷えきった体にとっても暖かく染み渡りました。ごちそうさまでした。
(ナオヒロ的には香川のさぬきうどんが一番好きです!)
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もう時間があまりないのですが、最後に!
伊勢市駅近くにもう一つ、お参りしたいお宮やがあります。
月夜見宮(つきよみのみや)です。
ここは月夜見尊(つきよみのみこと)を祭るお宮です。
ツキヨミノミコトはアマテラスオオミカミの弟神だそうで、
まさに太陽に対しての月という位置づけでしょうか。
父親のイザナギノミコトの命で、アマテラスオオミカミは、「天」を、
ツクヨミノミコトは「夜」を、スサノオノミコトは「海」を、
それぞれ支配することを命ぜられたそうです。
ケチャマヨ・サヤカは【沙夜香】と書きますので、
ツクヨミノミコト様には縁があるに違いありません。
※参照サイト
http://www15.plala.or.jp/kojiki/isejingu_tsukuyomi/isejingu_tsukuyomi.html
月を読む、つまり暦にまつわる神様ですし、
結構重要な神様なのにあまり注目もされず、
古事記にも記述が少ないミステリアスな神様ですね。
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今回の旅で、三重県ってすごい県だなぁと感心するとともに、
日本についてもその良さ、その歴史をもっと知りたいなぁと思いました。
日本にも素晴らしい神話があって、受け継がれてきた文化があって、
時にそれは良くない人たちに利用されたり捻じ曲げられたりしたけれど、
やっぱり2000年の間、ずっと地元の人に愛されてきた神様というのは
もうそこにいる、としか言いようがありません。
たとえ2000年の歴史を知らなくても、
今日、いい天気なら太陽に感謝して、
明日、雨が降ったのならその恵みにも感謝して、
全ての出来事に対して感謝することができるのなら
そこに神様はいるし、神様に歓迎される人に成れると思います。
日本中がそんな神様と人でいっぱいの国でありますように。
長い旅にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ケチャップマヨネーズ?
https://kechamayo.jp/performance/