バレンタインデーの朝。
今日は朝から頭が重くって、
なかなか起きれなかった。
そんな僕の枕元になにやら袋が。
「あ！ きょうは・・・ん、でも何でペラペラ？」
空けてみると一枚の紙が。
「ベランダにプレゼントがあるよ！見てみて♪」
そう書いてあった。
フムフム、そういうことか・・・
重い頭を持ち上げて、
ようやく起きることができた。
僕はベランダに出る。外は晴れ。風は冷たい。
ベランダのプランターの上に
同じような袋があった。
でもまたもやペラペラで、
中には同じような一枚の紙が。
「あらら～残念でした。冷蔵庫を見てみてね♪」
フムフム、なかなか手が込んでるなぁ。
また部屋に戻り、今度は冷蔵庫を開けてみる。
だが期待するような「箱」は見当たらない。
よくよく見渡すと「味噌」のあたりが、
不自然に混み合っているのがわかった。
味噌の袋を、横によけると黒い箱があった。
チェックのリボンと、ハートのシール。
いちおう
「開けていい？」と聞きつつ、
返事が来る前にもう、リボンをほどく。
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ありがと。
「僕も・・・」いろいろ考えながら、
僕は、「おはよう」と言った。
君も、「おはよう」って笑った。
そんな、バレンタインデーの朝。
