和歌山県ぐるり旅!~那智の滝~那智大社~熊野川舟下り~速玉大社~熊野本宮大社へ
2015年9月15日(火)
ケチャマヨは那智山の中で目覚めました。
和歌山で幼稚園とご高齢者の皆様へも歌ったなぁ(9/14) とか、
・・・
色々思い出しながら宿の窓を見ると、現実離れした「大滝」が見えました。
昨晩はここ、美瀧山荘さんにお泊まりました。
朝一番(午前7時前)ケチャマヨの旅は始まります。
まだひと気のない那智の滝、飛瀧(ひろう)神社へ。
・・・
うわっ!
「お瀧様やぁ〜!」
この景色、まさに絶景です。本当に来てよかった・・・。
はやる気持ちを抑えて、まずは手を清めて・・・ありがとうございます!
この鳥居越しの大滝もすごい。
ここは神社なのですが、本殿も拝殿もなく、直接滝を拝みます。
明らかにこの大滝が御神体だということですね。
延命長寿のお瀧水をいただきました。
もっと近くへ!お滝拝所へGO!(拝観料300円)
おぉ・・・間近で見るとさらにすごい。
落差(133m)、水量、ともに日本一だそうです。
思わず記念撮影をパシャリ☆
昔の人がこの滝を見たら、絶対「龍」を想像しますよね。。。
おもわず昇龍拳!
続いて昇龍裂破!
神域で大変失礼しました。。。
改めて手を合わし、御礼の言葉をお伝えさせて頂きました。
ケチャマヨがこんなに自由に楽しく活動できるのも、
この豊かな自然のおかげ、そしてそれを守ってきたご先祖様のお陰様です。
本当にどうもありがとうございございます。
わたし達もこの意志を、次世代に繋いで参りたいと思います。
自然と人間が一緒になる所。
そこに神が現れるのだと思いました。
大きなおみくじ。うっかり引くのを忘れました…
なぜならおみやげが気になっていたから。
ガイドブックで「かわいい♡」と見てた、ヤタガラスちゃんの神殿を入手しました☆
7時半が過ぎ、朝日が差してきました・・・キレイだ*
この美しい光景は、自然と人間の織り成した奇跡ですね。これが神なのでしょう。
動画でも撮影させて頂きました。
この滝の音、水の量、
これがずっとですよ・・・何百年も。
名残惜しいのですが、那智の滝を後にします。
・・・
さらに道路を少し上へ行くと、そこは那智大社への入り口。
「かまへん」って関西弁…忘れてました、和歌山は関西でした。
階段をどんどん登って行きましょう。
あ!碁石ってこうやって作ってるんやぁ!那智の黒石と白い貝…思い出しました。
結構急な階段を上ってようやく到着!熊野三山のひとつ、那智大社でございます。
おっと、さらに階段を登ります。
ようやく本殿(これは拝殿?)へ。朝早いので人もまばらです。
鮮やかな朱色が目に眩しい。八咫烏(ヤタガラス)と書いています。
ヤタガラスは、サッカー日本代表のマークが有名ですが、
それはこの、熊野那智大社のものからデザインを起こしたそうですよ!
そしてやっぱり、神社は自然と一体化してこそ!樹齢800年!まさに神です。
(しかも中に入れます…いいのかな?)
ずいぶん高いところに登ったので眺めも最高!三重の塔と那智の瀧が一望です☆
下山する際も、かなりいい感じの「わびさび」がそこかしこに。
神社もお寺も自然に共存している、まさに神仏習合。
・・・
朝からいいものを拝ませて頂きました。
もうこの時点で和歌山・熊野の旅、悔いなし!
…ですがお腹が空きましたので、 おみやげ屋さんで天ぷらを(伊勢のお店?)
お滝もちも美味しかったなぁ・・・
ケチャマヨは次なる目的地に向かうべく、下山するのでした。
バァーっと走って海まで出たら、
今度は熊野川をさかのぼります。
信号待ちでタコ天を頬張るナオヒロ・・・うみゃい!
程なくして次なる目的地に到着!熊野川川舟センターです。
そう! 続いては熊野川舟下りに挑戦です!
◆熊野川舟下り(要・事前予約)
http://kawabune.info/
川舟センターで受付を済まして車で舟乗り場に移動します。
おお!これが舟かぁ!
思わず記念撮影をパシャリ☆
行ってきまぁ〜す♪
ちょっとドキドキ*
水は濁っておりますが、無事に出航できてよかった。
それでも少し前の台風の爪痕がすごくて・・・
土石で道路が不通になったり、川の地形が変わってしまうほど!
そんななかでも流されない、ドーン構えた岩もありました。
これは苔が、猿の顔に見える?見えない?
それにしても船頭さんがシブい。西部警察を見ているようだ。
こちらは語り部のおばちゃん。可愛らしい声でした♡
ちょっと上陸するポイントも有りました。鬼の骨のようです。
これは鮎を狙う黒鵜だそうで。おばちゃんが「こりゃ!」って追い払っていました。
こちらは「昼島」という島(多分)。今回は上陸できませんでした。
どんどん舟は下っていきます。
ちょっと日が差してきましたが、風がちょっと肌寒いです。
この時期はもう長袖必須でしょう!(ふたりは半袖でした…)
これは砲台ではなく、水位を測る装置だそうな。これも最近の増水で1台流されたそうな…。
そして本流と支流には、川の色にこんな境目が!
うわぁ!本当はこんなに水が澄んでいるんですね〜*
泳ぐ魚(鮎?)がよく見えます。黒鵜のキモチがよく分かる。
いつかまた、あの支流のように澄んだ熊野川に来たいですね〜。
風を受けてどんどん進みます☆
そして、ここは原生林が残る領域です。
ここばかりは舟はエンジンを切り、手漕ぎで静かに進みます。
この一帯は、他とはまた違う厳かな雰囲気…神を感じました。
またちょっと進んで、これは御船島(みふねじま)。
毎年10月16日には熊野速玉大社の例大祭「御船祭」が行われるそうです。
島の周りをぐるぐる廻る競争だそうです。(出典:産経WEST)
・・・
もうあの橋の向こうは海ですね。
舟下りはここが終着地点です。
約1時間半の舟旅、風も涼しく、日差しも明るく、
ゆらゆら揺られてのんびり楽しかったです♪
また水の綺麗なときにも来たいなぁ!
川舟センターの皆様、ありがとうございました!
・・・
そして舟の終着地点近くにあるのがここ、熊野三山のひとつ速玉大社です!
ちょっと珍しい、鼻の長い手水舎の龍。
お参りしていきましょう。
「日本第一大霊験所」ってすごそうな響きですね!
朱色を中心に、白や紫などとっても鮮やかな建物でした。
そしてこちらにもヤタガラスの模様が。
さらにご神木もありました。これまた枝ぶりがお見事!迫力がありますね。
同じ境内の中に、八咫烏神社と手力男神社もあったので手を合わせました。
そんな、熊野速玉大社ももちろん世界遺産です。
更に千年、続きますように。
・・・
ふたたび上流の方に戻ってきました。
お腹がペコペコなので、お昼ごはんを頂きたいところ。
道の駅「瀞峡街道(どろきょうかいどう) 熊野川」にあるこのお店に入りました。
◆ かあちゃんの店
http://tabelog.com/wakayama/
ここはなんといっても熊野名物「めはりずし」をいただかねば!
おいしい!(*^_^*)
ほどよい塩気の高菜の緑色が目にも鮮やか。
口いっぱいに頬張ると、まさに目を張る大きさです。
お寿司はもちろん、他のお惣菜も優しい味で、
お店のおかあちゃんたちのキモチが伝わってきます。
ごちそうさまでした!また来ますね♪
実はこのお店でデジカメのバッテリーを充電させていただいていたのですが、
うっかり充電器を壁に挿したまま、出発してしまいました。
すぐに電話して、後日送っていただくことに…申し訳ありません!
でもそんなわがままにも快く応じてくださって、
ますますここの「かあちゃん」のことが忘れられなくなりました♡
・・・
ここからはまた車での旅です。
道の駅から少し北上したところに…ありました!畑の真ん中にどでかい鳥居が!
ここは、熊野本宮大社の旧社地となる大斎原(おおゆのはら)です。
かつて、熊野本宮大社はここにあったそうです。。。
熊野本宮大社はかつて、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる中洲にありました。当時、約1万1千坪の境内に五棟十二社の社殿、楼門、神楽殿や能舞台など、現在の数倍の規模だったそうです。 江戸時代まで中洲への橋がかけられる事はなく、参拝に訪れた人々は歩いて川を渡り、着物の裾を濡らしてから詣でるのがしきたりでした。音無川の冷たい水で最後の水垢離を行って身を清め、神域に訪れたのです。 ところが明治22年(1889年)の8月に起こった大水害が本宮大社の社殿を呑み込み、社殿の多くが流出したため、水害を免れた4社を現在の熊野本宮大社がある場所に遷座しました。
熊野本宮大社ホームページより
http://www.hongu.jp
ヤタガラスの紋章がある大鳥居をくぐります。
もちろんここも、世界遺産です。
今は緑しかない場所ですが、
かつての熊野本宮大社に思いを馳せながら・・・
自然は時に残酷で、一瞬にして形を変えてしまうこともあるけれど、
でも人の思いがあればまた、形を変えて作り直せるんですものね。
そんなことを想いながら、順序は逆になりましたがいよいよ本宮にお参りします。
ここであらためて八咫烏(やたがらす)の由来をおさらいしました。
神武天皇が御東征の際、熊野の山野に迷い給うた時、
八咫烏がお導き申し上げたという伝説があります。
さすがの熊野本宮大社、また一段と厳かな雰囲気を感じます。
熊野大権現、と書かれたのぼりが所狭しと立ち並びます。
本殿敷地内は撮影禁止でしたが、ギリギリ、門の外から撮影させて頂きました。
檜皮葺(ひわだぶき)の屋根がシブい。
今までの熊野三山の神社のどれよりも古式ゆかしい趣です。
熊野参詣道のなかでも、多くの人々がたどった「中辺路」を歩くと、難行苦行の道のりを終え最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。最初に熊野本宮大社を望む「伏拝王子」の名は、やっとたどり着いた熊野大社を伏し拝んだ、との由来からと伝えられています。 この熊野本宮大社は、平成7年には社殿が国の重要文化財に指定されました。本殿へと続く158段の石段の両脇には幟がなびき、生い茂る杉木立が悠久の歴史を感じさせます。 総門をくぐると檜皮葺の立派な社殿が姿をあらわします。向かって左手の社殿が夫須美大神(ふすみのおおかみ)・速玉大神(はやたまのおおかみ)の両神。中央は主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)。そして右手は天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られており、交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿の神として人々を迎え入れてきました。
熊野本宮大社ホームページより
http://www.hongu.jp/
今回、ケチャマヨは熊野三山もうでとしては逆行している感じで、
普通は熊野古道を抜けて、最初の神社が熊野本宮大社なんですね。
今回は「川の熊野古道」として熊野川を舟下りさせていただきましたが、
いつか、山の中の熊野古道にもチャレンジしてみたいです!
そのときはこの熊野本宮大社がゴールであり、またスタートになると思います。
ひとつの終わりが次の始まりになる、そんな場所だと思います。
近くのお茶屋さんで、熊野もうで餅とお抹茶を頂きます。
うわっ!この「もうで餅」美味しいわ〜♪
・・・
ケチャマヨの和歌山旅も、そろそろ終わりが近づいてきました。
ここへ来るのは海側からでしたが、帰りは山の中を通ります。(プチ熊野古道…)
安全運転で行くんじゃよ〜ということでちょっと休憩。
自動販売機で、大好きな「愛のスコール」を発見!
(このメーカーが宮崎県、というのはまた別の話で…)
すごいキレイな川の水…これは大事にせなあかんな。
(こんなとこでバーベキューしてゴミを放置したらあかん!)
だんだん市街地に入ってきました。田辺市のエッフェル塔の下を通りぬけ、
ようやく紀伊田辺駅に戻ってきました。ああ、もうコスモスの時期か。
あらためて、
この「世界的観光地」を自力で(車で)巡ったのかと思うと達成感がありますね!
コンサートも大成功!(3日連続・4回公演!)
それと旅の無事を祝して乾杯だ!(もちろん車を返却してから!)
◆紀州の味処 銀ちろ 本店
http://www.ginchiro.jp/
お店の中にお店があるような感じですが、
このお店で和歌山の味をおさらいしておきましょう!
和歌山といえばなんといっても梅!
梅しそ巻きを頂きました。超うめ〜*
そしてこちらは珍しい、ウツボの照り焼き。
はじめてウツボを食べましたが、すっごいモチモチ食感でおいしい!
こちらはお店イチオシの、サンマの押し寿司です。
めちゃくちゃ美味しくて箸が止まりません!(๑´ڡ`๑)
やっぱり和歌山、梅酒が最高ですね☆
個室で、座敷で、とってもゆっくりさせて頂きました。
海の幸も山の幸も、色々ある和歌山県は本当に豊かですね。
ごちそうさまでした。
・・・
かわいらしい紀伊田辺駅を後にします。(改装予定だそうです)
この大荷物も、車で運んでたからすっかり忘れていました♪
って あっ!
サヤカの大事な帽子を、線路に落としてしまいました・・・
もうお別れなのかなぁ?
この帽子との思い出が走馬灯のように浮かびます。。。
(動画は奈良県でのコンサートより。めっちゃキレイに飛んだ*)
・・・
帽子を落としてすぐに、乗るべき特急くろしおが来たので、
拾ってもらうことが出来ずに帰宅してしまいました。
さようなら和歌山、さようなら帽子…。
後日、
紀伊田辺駅の人に事情を説明したら、なんとわざわざ送って頂けることに!
和歌山の人々はなんて優しいんだ。。。
(ケチャマヨはなんてドジなんだ…ナオヒロもサヤカも…)
というわけであの帽子はまたサヤカのもとに戻ってきて、
これからも活躍!どんどん飛ばし続けたいと思います☆
(往年の沢田研二に負けないぞ!)
奈良県から始まった、
9月の関西ツアー、これにて完了でございます。
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- 9/11 奈良公園〜東大寺大仏〜橿原神宮
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- 9/14 和歌山・紀南幼稚園+敬老の日の2回公演
- 9/15 和歌山県・熊野三山ぐるり旅(この記事です)
お世話になりました皆様、神様、
本当にありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしています。