自分が何を好きか、それが分からないのですが？

（とある男のつぶやき）

好きなことをやっている人とか、

夢に向かって進めている人はいいよなぁ。

オレなんか、好きなことさえわからないよ。

・・・

こういう方は多いんじゃないかなぁと思います。実際僕もそうでした。

でも、忙しい中でも、

「ついついやっちゃうこと」

それが自分の好きなことです。

正確に言うと、好きなことの「かけら」です。

ついつい掃除しちゃう。ついついアクセスログを見ちゃう。
ついつい寝ちゃう。ついつい旅行の計画を細かく立てちゃう。
ついつい本屋さんに長居しちゃう。ついつい映画の批評をしちゃう。

そんなことも好きなことの「かけら」です。
「かけら」だから、ちっぽけでいいんです。しょうもなくていいんです。

でも見逃さないで！

本当に好きなことは、その先にあるのですから。

もし、忙しすぎてついついやっちゃうことに気づけなかったら、
子どもの頃のことを思い出してみるのもいいかもしれませんね。

世間体や流行なんかに影響されるようになってからじゃなくて、
もっと小さいころ、無条件で夢中だったことは何でしょうか？

ずっと絵を書いていたり、ずっと落ち着きなく動いていたり。
ずっと牛乳のフタを集めていたり、ずっと歌を歌っていたり。
ずっとしゃべっていたり、ずっと正義のヒーローだったり。

記憶があいまいなら両親に尋ねてみると良いでしょう。
きっと喜んで「あんたはね〜」って教えてくれると思いますよ。

今、ついついやっちゃうこと。

昔、ずっと夢中だったこと。

このあたりに好きなことの「かけら」を見つけたら、
今度はそれを意識して今、もう一度やってみましょう。

それがどうなるかなんて誰にも分からないですが、
でも自分の心がおもむく、楽しい方向ならきっと良いことです。

いきなり「好きな仕事（職種）」を考えるのではなく、
好きの「かけら（しょうもないこと）」からはじめて、
徐々に、その先にある本当に好きなことを見つけたり、
オリジナルの好きなことを作っていけたらいいですね。

＊　＊　＊

好きなことを見つけられたと思ったら、
それが本当に好きな事かどうかのチェック方法があります。

「お金をもらえなくても、褒められなくてもそれをやるか？」
「百億円持ってても、王様になってからでもそれをやるか？」

です。

大人になっちゃうと仕事を選択するときに、
その収入や安定度、世間体や流行などに影響されがちです。

自分の好きなことがわかっているつもりでも、
それは思い込みだったり憧れだったりすることもありますよね。
セミナー講師になりたい！パティシエになりたい！と目指す職業を挙げてみても、
それが本当に、自分が好きな事かどうかは、本当のところ、よく分からない。
（コレ目指してますって言っとけば、世間的には間違いない…的な。）

僕もWebデザイナーになりたいと思ってたけど、
やっぱり憧れだったり世間体だったりも、多少ありました。

でも、実際になってみて、やってみて、やりきって、
悪い部分も、もちろんいい部分も体験したうえで、
これは、苦手じゃないし、むしろ得意だけど、
僕が一番好きなことではない、と分かったんです。

お金をもらわないとやらないし、
むしろ、お金をもらってもちょっとやりたくない…とかね。

でも今やっているケチャマヨのコンサート活動は、
お金をもらわなくてもやりたいと胸を張って言える！
むしろ、お金を払ってでもやりたいと思えることです。
（お金を払ってでもやりたいことで、お金をいただける幸せったら！）

いろいろ好きなことを探る方法を挙げましたが、
自分は何が好きなのかなぁ？それ本当に好きなのかなぁ？
こんなこと今さらやってもなぁとか、将来どうなるか分かんないし…って、
考えたり語ったりしている暇があったら、もう、色々やってみるしか無い！

そう、今すぐに！